ゆめ通信

 2016元旦

 

新年おめでとうございます。

今年も皆さまにとって輝かしい一年となりますようお祈り申し上げます。

 

いつもご協力を賜りましてありがとうございます。

心から感謝いたしております。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

年が明けるとすぐに市川森一脚本賞の選考会が始まります。

4月20日に第4回目の授賞式が行われる予定です。

今年はどなたに決まるのか・・・楽しみな時期です。

 

昨年の市川森一に関わる出来事をご報告致します。

  4月  市川森一・藤本義一記念東京作家大学設立、入学式。

  4月  長崎で第4回夢記(市川森一記念日)開催。

  4月  市川森一脚本賞授賞式。

  7月  長崎で市川森一脚本賞受賞者を囲んでの祝賀会。

  11月 アジアドラマカンファレンスで、アジアのドラマ発展に尽力をしたという   理由で市川森一が特別表彰を受ける。

  11月 長崎で市川森一記念文化講演会開催。(講師 松本幸四郎氏夫人藤間紀子様)

  11月 長崎で第2回森一忌開催。

  他に市川森一原案の「ドラマティック古事記」が1月に宮崎、3月に福岡博多で上演。

本年2月20日に宮崎、9月3日に東京新国立劇場オペラパレスで公演予定。

 

今年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

                         財団理事 市川美保子

あけましておめでとうございます。

旧年中は会員の皆様に多大なご助力をいただきました。昨年は早々から、当財団の活動安定化のためとして、新規会員の募集に加え、皆様には改めてのご寄付(追加の会費)をお願いたしました。それから一年、詳しくは理事会報告、決算書等を見ていただきますが、活動を当面継続できる状況を確保することができました。これも皆様のご尽力のおかげと、深く感謝申し上げる次第です。ほんとうにありがとうございました。

さて、今年の選考です。三回目の昨年は本賞を選ぶことができず、奨励賞としてお二人の気鋭の作家を選ぶにとどまりました。今年こそ、皆様の期待する本賞をと、新年早々から選考作業に入ります。果たして、これからのドラマ界を背負って立つ新星を探り当てられるか、ドキドキでもあり、ワクワクでもありますが、むしろ、私は楽観しています。というのも、まだ日本のドラマ界には余力があると感じているからです。

昨年、アジアの映像コンテンツマーケットを見学し、中国韓国のテレビ制作者たちと話し合う機会がありました。そこで感じたことは、国によって異なるドラマ制作事情です。ドラマ制作が放送局から離れて自由化された結果、広大な市場を持つ中国では「キラーコンテンツ」であるドラマに、多岐にわたる資金が群がり、ドラマ制作者は<売れて資金回収の確実な>企画をもって資本の歓心を買おうと躍起になっています。また韓国では、自国の小さな市場では資金回収ができず、ドラマ制作者はアジア全域をターゲットとする<売れて資金回収の確実な>企画をもって、中国や日本の市場に懸命にアピールせざるを得ない事情があります。誤解を恐れず極論すれば、大きな(スケールが大きく、しかし大ざっぱ?)ドラマ狙いになります。それにひきかえ、基本的に放送局による制作編成が確保され、ドラマが国内のみでリクープされ、コンテンツ市場が安定している日本では、視聴率狙いのドラマばかりではなく、開発のための深夜枠ドラマ、地域局発のドラマ、賞狙いのドラマ、配信サービスと連動したドラマ等々、小さな(スケールは小さいが、きめの細やかな、そしてチャレンジングな)ドラマも制作することができます。それは、こうした小さなドラマを支持する視聴者が存在するからです。日本のテレビ界はドメスティックで国際競争力がないといわれて久しくなります。今は「クールジャパン」と称して、コンテンツの海外展開に躍起になっている状況でもあります。しかし、市場が安定し、放送局がそれなりの見識を持ち、それを支える視聴者との間で健全な関係を保持している日本の状況は、決して捨てたものではありません。

ドラマ制作者の「志=こころざし」が通じる日本の、余力のあるドラマ界に、新しい冒険的な作品や新しい優れた脚本家が生まれ出ないはずはない、そう楽観しています。

 本年もよろしくお願いします。 

 

                         財団常務理事 渡辺紘史

 
2016年は、脚本に光を

 

新年あけましておめでとうございます。

私がテレビ脚本専門誌「ドラマ」(映人社)の編集・発行、映画脚本専門誌「シナリオ」(日本シナリオ作家協会)の編集を永年担当していて2016年初頭に思うことは、表題の通りです。ドラマも映画も多くのスタッフや俳優の共同作業によって作られることは自明ですが、同時に作品の根幹は脚本にあることもまた自明の理です。しかしながら昨今の作品の多くは、脚本の作り手である脚本家の顔が見えにくくなっているように感じます。ドラマはバラエティとは違います。誰が脚本を書いているかが問われてしかるべき世界です。近年のドラマ、劇映画の総体的低調の一因は脚本軽視とまでは言いませんが、脚本づくりの環境にも問題があるのではないでしょうか。その結果、脚本家の人材も育ちにくいという悪循環に陥っているように見えます。

日本シナリオ作家協会では今年「日本名作シナリオ選」上下巻を刊行、日本脚本家連盟は創立50周年の記念シンポジウム「脚本が危ない――原作と脚本の幸せな関係とは?」を開催と聞きます。それは脚本界の現状への危機意識の表れとも言えます。

市川森一脚本賞の果たす役割は決して小さくはありません。

 

財団理事 辻 萬里(株式会社マルヨンプロダクション『ドラマ』編集部)

 

新年あけましておめでとうございます。

 

 昨年、当財団理事に就任いたしました。

 時間があると、いや時間がなくても無理に時間を作ってドラマをみる。そんなドラマ中毒です。市川森一ドラマにはデビュー以来、リアルタイムで親しんでまいりました。親にしかられ、あきれられながらテレビドラマにどっぷりつかって育った私にとって、テレビドラマ黄金時代を現場で創り出してこられた方々と一緒にドラマを語り合う機会を得たのは「夢」のようです。

 黄金時代のテレビドラマに溢れていたエネルギーとチャレンジ精神を引き継ぎ、視聴者の予感を心地よく裏切る、身震いするような脚本が、一つでも多く登場することを願っています。

 

                         財団理事 小林毅

(以上 順不同)