謹賀新年

 パンデミックの中であろうと、新しい年となりました。2021年は、少しでも良い年になって欲しいと願っています。

 昨年、我々人類が巻き込まれた危機については改めて申すまでもありません。

 当財団にとっても、最大の仕事である市川森一脚本賞の授賞式もパーティーも行われませんでした。今年はどうなるでしょう。だれも予測はできません。

 ただ、脚本賞の選考は着実に進められています。

 

 さて、歴史上パンデミックは何度も起きています。代表的なものでも、中世の数度にわたるペスト、第一次大戦中・後のスペイン風邪、いずれも人々の生活、政治、文化に大きな変動を惹き起してきました。

 今回の新型コロナによるパンデミックも、20世紀文明を根本から揺さぶるでしょう。それを、テレビは映画は、また文学はどのように表現しに行くのでしょうか。われわれは挑戦する作家を求めています。期待しています。

 

                            理事長 遠藤利男

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新年おめでとうございます。

昨年は大変な年になりましたが、今年は皆さまにとって輝かしい一年となりますようお祈り申し上げます。

いつもご協力を賜りましてありがとうございます。心から感謝いたしております。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

年が明けるとまたすぐに市川森一脚本賞の選考会が始まります。

本年は3月27日(土)に、昨年コロナ禍のため開催することができませんでした第8回目と、第9回目の授賞式が同時に行われる予定です。

昨年は玉田真也様、今年はどなたに決まるのか・・・いつもワクワクする楽しみな時期です。

コロナ禍の影響でドラマ界にとっても厳しい状況が続いていますが、

今までと違った新しい形のテレビドラマも生まれて、それも楽しみです。

 

これまで授賞なさった方々は、皆さま昨年も大活躍をなさっています。

とても嬉しく喜ばしいことです。

今後益々のご活躍を期待させていただいております。

 

昨年はコロナ禍のため、市川に関する催し物もほとんど延期中止になりました。

開催できましたのは下記のみでした。

 

2月 市川森一古事記原作「天語り古事記」 長崎歴史文化博物館ホール公演

7月31日~8月3日 市川森一古事記原作「ドラマティック古事記」東京大手町ホール公演

 

今年は予定通り公演できることを願っています。

新型コロナウィルスが1日も早く収束して、皆さまが安心してお過ごしになれる日がくることをお祈り申し上げます。

 

今年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

                            理事 市川美保子

 

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新年おめでとうございます。

気分一新したい年明けです。

早速私事で恐縮ですが、創刊から携わっている月刊「ドラマ」(脚本家志望者を読者対象にした脚本専門誌)が1月18日発売の2月号で通巻500号となります。

昭和54年6月の創刊から平成を経て令和の今日まで続けてこられたのは、脚本家をはじめドラマ関係者のご協力のおかげです。

そのお一人が市川森一先生です。

創刊号からアンケートやインタビュー、脚本掲載と度々ご登場いただきました。

20年くらい前に先生が「こんな雑誌がよく続いているねえ」としみじみ言われたことを思い出します。

創刊時から世は様変わりし、活字離れは脚本家志望者にも及んでいます。そういう時代にあっても、脚本が文字で書かれることに変わりはありません。

 

市川森一脚本賞は文字でドラマを創出する脚本家の力に期待し尊ぶ賞でありたいと私は考えます。昨年来の社会状況下、脚本家の真の力が試される年になりそうです。

               理事 辻萬里(月刊ドラマ発行 映人社代表)

 

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皆様

新年あけましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大で、地球上の人類全てが同一の災厄に見舞われるという、かつてない事態を経験しました。

 

ドラマの世界も誰も想定しなかった「しばり」の中でのチャレンジを強いられました。コロナの収束が見えない以上、2021年も、この状況が続くでしょう。

 

ある作家が、演劇に関する文章の中で、恐る恐る立ち上がろうとしている芝居に手を貸し、歩かせ、さらに輝かせることができるのは「目」、すなわち観客である、と言う趣旨のことを書いています。

私たちも、素敵なドラマはもちろん、未曾有の事態の中、試行錯誤しながら、新しいドラマを作ろうとしている人たちを輝かせる「目」になりたい、そんな思いを強くした新年であります。

 

                             理事 小林 毅

 

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 世界中の誰もが想像できなかった2020年でした。

 官民一体で待ち構えた「東京オリンピック2020」は中止となり、皮肉にも、80年前の1940年東京大会中止を想起させました。中止の因は世界戦争とパンデミック。この悪魔ともいうべきディザスターは、世界の国々の一人ひとりの人たちの生活、考え方にまで深刻な影響を与えています。困るのは、その悪魔の刃が、大きなもの、富者、強者には、小さく撫でるように、小さなもの、貧者、弱者、老人子供には、大きく抉るように突き刺さるからです。

 

 コロナ禍のなかで、株価高騰に支えられる基幹産業・大企業の真反対に、医療飲食接待関連業があります。特に女性非正規雇用従事者が苦境に立たされています。同じように、映像演劇制作やイベント興行、特に此れも非正規雇用従事者の皆さんが苦しんでいます。そうした人たちと共に歩んでいる私共財団は、その事実を決して忘れてはいけないと思います。

 

 その財団の「市川森一脚本賞第8回贈賞式」は、昨年3月、受賞者玉田真也さんを選考しましたが、贈賞式は実施寸前で中止せざるを得ませんでした。ポスターも刷り上がり、全ての準備を整えた「テレビドラマの巨人たち」企画も同様に中止となりましたが、やるべきことはやったうえでの結果ということで、思いを次年に繋いで行くしかありません。

 

 さて2021年です。

 新型コロナは、感染拡大のまま年を越しましたが、私は、2021年が、科学の力と人間の自覚と平常心に基づく努力によって、修復と再生の道を歩みだすことを信じようと思います。

 これからのドラマは、コロナ禍がもたらす不合理や不条理、そのなかで、惑い苦しむ人間の心とその営みをどう描くのか、不謹慎な物言いを許していただけるなら、これからの<ドラマのネタ>は尽きません。財団の選考委員たちは、そんな期待も胸に、第9回脚本賞の選考作業を始めています。

 

 そして今年は、市川森一さんが亡くなって10年になります。加えて、来年の市川森一脚本賞は10回目。そんな筋目を迎える今年、ドラマや放送がより輝きを取り戻せるよう、財団は全力を尽くし、歩んでまいります。これからもご支援をお願いいたします。 

                           常務理事 渡辺宏史

 

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 年の初めは、会員の皆さまへの御礼です。

 おかげさまで、昨年の師走の『ご寄付のお願い』には、それはそれは大きなご支援を賜りました。この場を借りて、改めて御礼を申し上げます。

 『本当に、ありがとうございました。』

 

 残念なことに、年の始まりは一都三県の『緊急事態宣言の要請』で、気の重いものとなりました。イベントと贈賞式を延期した、昨年3月の悔しい思いが蘇らぬよう、祈るばかりです。

 

 そんな重い空気を吹き飛ばすような、第9回「市川森一脚本賞」の選考を行いたいと、準備は着々です。

 コロナ禍でドラマの役割が改めて見直されてもいます。応援すべき気鋭の脚本家が必ずや見つかると信じています。

 候補作の発表は今週末。選考会は2月中旬。

 そして、発表は2月下旬。贈賞式は3月27日(土)の予定です。乞うご期待!

 

                      理事(選考委員長) 菅野高至